半年間スタディングを利用して社労士試験に合格した60代の体験談

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私のブログでは社労士試験に合格された方にインタビューをしています。

今回はスタディングを利用して、わずか半年で合格された、60代の方です。

自己紹介をお願いします

現在62歳、定年退職から引き続きフルタイム再雇用社員となりました。

社内の知的財産に関する業務に携わっています。試験合格は2023年、得点は選択式が29点、択一式が45点でした。

社会保険労務士を勉強したきっかけ

父が亡くなった当時、母は自身の年金をすでに受け取っていました。母に遺族年金の受給資格が発生することについては、「まあ、そうだよね」程度の理解でした。

そのため、併給になるのか、あるいは、どちらか一方を選択することになるのか全く理解できませんでした。

社会保障の制度に関する自分たちの無知さ加減を、改めて認識させられました。

自分に定年退職が迫るなか、これから待ち受ける退職金や年金受け取りのイベントを控えて、自分の知識をもっと増やしておいたほうがいいと考えたのがきっかけでした。

社労士合格コースベーシックと直前答練・模試コースを受講しました。

スタディング社労士講座の内容

提供された教材の内容と簡単な感想について、次のとおりまとめました。

  • 基本講座

講座は標準的な10科目で構成され、全部でおよそ400コマでした。

基本講座の動画は後述するように、高速再生に向いた作りになっているので、私はできるだけ倍速視聴を行いました。

  • スマート問題集

基本講座一コマ分の内容を問う一問一答形式の正誤問題集。

分量はだいたい10問から多くて20問くらいだったと思います。

解答すると、基本講座で使われた図表とともに問題の解説文が表示され、論点を理解する助けになりました。

  • セレクト過去問

「最小限の努力で合格レベルに到達するための重要テーマを厳選」との説明がウェブページにあります。

当然ですが五肢択一形式です。こちらも、選択肢ごとに詳しい解説が表示されます。

  • 選択式ポイント問題集 

選択式対策として「重要なポイントを穴埋め形式で演習」する模様ですが、2023年版には実装されておらず、実際の使い勝手については知りません。

サンプル画像を見るとかなり使えそうです。

そんなこともあり「もし不合格になっていたらもう一度スタディングにしよう」などと、結果発表までの期間に考えたりしました。

  • 直前対策答練(別売オプション)

講師によるオリジナル問題とのこと。知識と知識のかけ合わせが問われるような手ごわさが満載でした。

  • 学習Q&Aチケット

チケットを購入すれば講師に質問できるシステム。

他の受講者のQ&Aを閲覧することができるのは親切設計だと思いました。

講義内容について質問しないと意味が明確にならないような箇所はなかったのと学習時間不測のため、私はチケットを購入しませんでした。

  • 白書対策その他(統計・法改正講座、横断整理、など)

白書の最新刊から、受験者ならぜひおさえておきたい箇所を、講師陣が抽出してくれました。

科目の横断整理も、よく理解しておきたいポイントです。

スタディングの受講をして、どのように勉強されましたか?

2月から6月までの学習経過

スタディングといえばスキマ時間を使った学習です。私のケースでも、平日のどこにスキマ時間を見つけるかがポイントになるところ。

そこで、起床時間を午前5時と定め、出社までの約1.5時間、それから始業時間までの約0.5時間、さらに昼休みの0.5時間を学習にあてることにしました。

週末には、土日それぞれ約6時間ずつ集中して学習に取り組みました。

試験日まで7カ月を割ってのスタートだったので、このままでは学習時間が足りませんでした。でも無理はせずに、このペースを維持することにしました。

学生時代からこの時まで、私は教科書や参考書を読み込んで記憶に留めるインプット作業が勉強の正しいやり方だと信じていました。

ところが、スタディングではアウトプットを中心とした勉強方法を勧めていました。そのため、従来の私のやり方ではなく、アウトプット作業で中心にして勉強を進めていきました。

ここでインプットとなるのは基本講義の動画です。

まず、これを倍速視聴して科目ごとに全体像を大まかに把握する。その後は、アウトプットにあたるスマート問題集とセレクト過去問を繰り返し解答することで知識の定着に努める。

これこそが「まさに学習メソッドの王道だったのだ」と勇んで始めたまではよかったのですが、問題集が捗らなくてフリーズ状態に陥りました。

そこで改めて、スタディング社労士講座のウェブページを見返してみると、「動画講座で知識のインプット+問題練習」をワンセットとして出題範囲を繰り返し(最低でも2周)学習することによって、まずは「基礎力を養う」と書いてありました。

わずか1周の学習でインプットを完了させられるか否かは別問題だと知りました。

とはいえ、2周目、3周目の学習へと突入したものの、やはり基本講義を直前に視聴しておかないと問題集を正解できませんでした。

そんなもどかしい状態でしたが、とにかく「基礎力を養う」ための足掻きをつづけました。

その結果、ゴールデンウイークを過ぎたころから、講義動画なしで問題集に向き合えるようになりました。

やっとのことで、アウトプット学習の開始です。

ここから6月末までの期間は、集中力を高く保ちながら二つの問題集を周回することができました。

次第に知識が定着する実感が手ごたえとなり、毎日が充実する思いでした。

7月から試験日まで

別売オプションの購入は6月下旬。

新たに提供された「直前対策答練」に着手して痛感したのは、「スマート問題集」と「セレクト過去問」の周回は、あくまでも基礎力養成のための手段だったということです。

答練にはまったく歯が立たず、またもやフリーズ状態でした。

でもやることは明快でした。ここまできたら「できるまでやる」の意気込みで最後まで走り抜けました。

試験日は8月27日。

幸い、前週水曜日から試験翌日の月曜日まで4日の年次休暇を取得することができたので、最後の追込み学習をおこないました。

答練は消化不良でしたが、無事合格できました。

スタディングのよかった点を教えてください。

スタディングの強みは「スマホだけでも学習を完結できる」「スキマ時間に効率的な学習が可能になる」その他にも様々あると思います。

これらのこととは別に、次のふたつの機能がモチベーションの維持を助けてくれたので、簡単に触れておきます。

  • 学習レポート機能 

「学習時間や進捗状況を自動で集計し、グラフと数値で表示」する機能です。

一般に1000時間ほどの学習が必要とされる長丁場なのが社労士試験勉強です。

その全般にわたって学習の進捗をはかる道標のような、とても大切な存在でした。

  • AI実力スコア 

ウェブページに「今試験を受けたら何点かAIが予測」する独自特許技術である旨の記載がありました。

科目それぞれの予想得点が円グラフで表示され、グラフの面積が拡大していくさまが理解の進んだ証として可視化されます。

私はこの円グラフにものすごく励まされました。学習の継続を助けてくれた恩人です。

正直、スタディングに改善してほしい点を教えてください。

スタディングの社会保険労務士講座で改善してほしいと思った点は、選択式試験への対策に関することです(ただし後述するように、2024年コースではこの点について著しい改善があった模様です)。

2023年コースでは、選択式対策としてウェブテキストの該当箇所を「よく読み込む」ことが求められました。

試験で過去に問われた論点や今年出題が予想される論点などがウェブテキストに収録されている箇所には「選択注意」マークが表示されています。

講義動画の内容がそれら論点に触れる際には、その「選択注意」を「よく読み込んで確認しておくように」と、早苗先生から指示が出されました。

2023年コースのウェブテキストは基本講座一コマごとに独立して提供されるpdfファイルです。

講義では言及されない論点(学習不要な論点を含む)に至るまで細大漏らさず丁寧に記載するスタイルになっていて、その分量は相当なものです。

「選択注意」の拾い読みをしながら、「何かしら工夫ができないものか」と思わず言ってやりたくなりました。

ところが上述したとおり、選択式対策は2024年コースで良い方向に大きく変わりました。

スタディングのマイページにログインし、社労士講座新コースの内容を探ってみると「選択式ポイント問題集」が用意されていることが分かります。

重要条文のキーワードの穴埋め問題が提供されている模様です。これなら文句なしです。

最後にこれから社労士試験を勉強される方にエールをお願いします。

成功の秘訣は、社労士の試験勉強がこのころまでには日々の習慣と化していたことだと思います。

スタディングが提供する学習方法の特徴として一つ挙げるとすれば、自分を自分自身の学習モードをスムーズに移行させられることでしょう。

それが「学習の習慣化」であり、そのための工夫がよく練り上げられ、スタディングの教材として提供されています。

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