- フォーサイトと社労士24のリアルな受講体験談を知りたい
- フォーサイトと社労士24、結局どちらがおすすめなの?
- 社労士24を受講して高得点で合格した勉強方法
このような方におすすめの記事です。
私のブログでは社労士試験に合格された方にインタビューをしています。
今回は1年目にフォーサイト、2年目に社労士24を使って合格された方にインタビューをしました。2年目の教材は社労士24のみでしたが、高得点で合格された方です。
社労士24とフォーサイト、どちらの講座がおすすめか、また勉強方法と勉強時間も聞きました。
当記事の執筆者
500人規模の企業で人事担当として2年勤務(主に手続業務や給与計算に従事)、現在は社労士事務所として2年勤務(主に手続業務や給与計算に従事)している32歳です。
1年目はフォーサイトのバリューセット1(基礎+過去問)を受講し、2年目:社労士24+直前対策で合格しました。
(選択式)
- 労働基準法・安全衛生法 4
- 労災法 5
- 雇用保険法 4
- 労一 3
- 社一 5
- 健康保険法 5
- 厚生年金保険法 3
- 国民年金法 5
- 総得点 34
(択一式)
- 労働基準法・安全衛生法 6
- 労災保険法 7
- 雇用保険法 8
- 労一・社一 8
- 健康保険法 5
- 厚生年金保険法 9
- 国民年金法 8
- 総得点 51
フォーサイトのテキストは14センチ、社労士24のテキストは8センチでした。
フォーサイトに改善してほしいところ
紙の問題集が1問1答形式ではなく5肢択一かつ過去問をそのまま掲載しているのが不満でした。
本試験では5問の中で、受験者のほとんどがわからないような捨て問と呼ばれる肢もあるので出来れば、大原のようにテーマ別問題集で各項目ごとの良問が厳選された問題集の方が良かったです(大原の場合は一問一答)。
フォーサイトのよかった点
テキストが全てカラーになっており分かりやすかったです。また、WEBでの問題集も非常に使いやすく感じました。WEBでの勉強環境に関しては社労士24よりも使用しやすかったように感じます。
例えばeライブスタディと呼ばれるWEBでの講義配信で生講義を聞くことができ、リアルタイムで回答、解説を聞くことが出来たので記憶に残りやすいように思います。
➡eライブスタディの詳細はこちらまた、二神先生のゴロも非常に覚えやすく印象に残るゴロが多かったです。例えば、「厚生年金の標準報酬:三人(30等級)のパパ(88,000)が向こう(650,000)にいるよ」「衛生管理者の人数:双(200)子(500)のト(1000)ニー(2000)さん(3000)」など。
二神先生の講義は全体的に分かりやすいように感じました。また、eライブスタディという配信型の生講義も問題の答えだけでなく、なぜその問題をピックアップしたかの目的も教えて頂いていたので良かったと思います。
今後(2024年度講座から)は新しい先生方も入社されているようなので、講義がより分かりやすいものになると期待しています。
➡サンプル講義はこちら社労士24の改善してほしいところ
社労士24の不満はほとんどないのですが、強いて言えばテキストをカラー印刷して欲しかったです(講義ではカラーのものが掲載されていたので)。
あと本部の対応が遅いというのも感じました。模試を現地で受験した際に⚪︎日までには郵送しますという案内があったのですが、結果的にはその日に送られて来ずメールで確認すると対応が間に合わず郵送が遅れているということでした。
届いた書類も投函が遅れたことに関する内容は何もなく模試結果の1枚のみという点も不満に感じました。
また、直前対策を申し込んだ場合は直前期に膨大な問題集が届いたのですが、正直あれほどの問題集は不要かと思います。実際に私はほとんどの直前対策問題に手をつけることはなかったのですが本試験では高得点を取ることが出来ました。
白書統計のテキストと判例集、および横断まとめのテキストだけで十分だと思います(これらは直前対策セットに付属する問題集の一部)。
社労士24のよかった点
テキストが非常に薄く、最初は不安もありましたが本試験で求められる知識が網羅されていました。問題集もテーマ別問題集で良問が厳選されていたのも良かったです。
ゴロも非常に分かりやすかったです。例えば「徴収法の二元適用事業:人間(二元)年(都道府県・市町村)はとっても脳(農)は(林)健(建設)康(港湾)」「国民年金の保険料:非難(17,000)や苦難(0.972)に負けずイーロンごっつい(16,520)金持ち」など。
また、択一用の問題集と選択用の問題集が別々にあるという点も良かったと思います。直前期は択一はある程度点は取れていたので、選択問題集に特化して勉強することができました。
社労士24の講義について
社労士24の講義は非常に分かりやすかったです。社労士試験は範囲も広く、また時効や不服申し立てなど科目ごとで微妙に異なる分野であっても、科目ごとの違いや試験対策上必要な部分を横断的にきちんと教えていただけました。
例えば時効であれば基本的に2年で、それ以外の部分だけ覚えれば良いなどです。
また、将来的に社労士として実務に携わる上でも金沢先生の講義が非常に活かせております。
語句の意味、および何故この制度が存在するのかなどを分かりやすく理解できるので、お客様から問い合わせがあった場合でもシンプルに分かりやすく受け答えをすることができお客様満足度を上げることが出来たと感じております。
➡社労士24のサンプル講義はこちら社労士24を受講して高得点で合格した勉強方法
- 5月より前直前期以前
順次、テキストおよび問題集が届きますので、書類が郵送されたら講義を聞きながらテキストを読んで問題集を解いていきました。
労働科目が終わったあたりで、労働基準法あたりの記憶が抜けているように感じましたので社会保険科目に入ってからは労働科目も再度解くようにしました。
直前期までにはテキストおよび問題集を最低3周は回していたかと思います。勉強時間は平日2時間、土日で3時間ほどで平均すると週15時間程度ではないかと思います。
この時期に意識していた事としては「無理をしない」という事です。直前期にピークを持っていけるように体力的に辛い時やしんどい時は無理に勉強しようとせず休んでいた日も多かったように思います。
- 5月から7月直前期①
模試が6月、7月にあったので模試の日から逆算してテキストおよび問題集を1周するようなサイクルで勉強していました。
直前期に入るまでは勉強をサボる日もあったのですが、直前期に入って模試を受験することで勉強のペースメーカー的な役割を果たし、モチベーションの維持になりました。
また、模試を解いて大事だと思う問題についてはテキストに書き込んでいました。
さらに、自分がどうしても覚えられない部分に関してはノートに書き写して本試験や模試の前にも見直すようにしました。
実際に本試験ではテキスト類は一切持ち込まず、まとめノートのみ持っていきました。模試を受けた時は回答を導き出した方法を忘れないために、必ず翌日に復習するようにしました。
勉強時間は平日2時間、土日で5時間、週平均20時間程度でした。
- 8月直前期2
試験日までにテキストおよび問題集を2周するという計画を立てました。択一式は模試で55点取れていたので選択式対策の勉強にシフトしました。
問題集は解ける問題も増えてきたので、解けない問題を中心に効率的に行いました。
また、テキストは講義を聞くスタイルではなく文章を精読する勉強方法を行いました。
理由は2点あって、1点目は「理解力を高めて未知の問題に対応するため」、2点目は「選択式問題に対応するため」です。
その他に統計白書や選択対策のための判例集などもペースを上げて勉強していきました。
勉強時間は平日3時間、土日5時間で週平均25時間でした。
結論、フォーサイトと社労士24どちらがおすすめか?これから受験される方へ
結論としては「初学者はフォーサイト、2年目以降は社労士24」がおすすめです。理由はフォーサイトは「暗記」に強い教材で社労士24は「理解」に優れた教材だと思うからです。
社労士試験は範囲が膨大で覚える量も多く、理解から入ろうとしても中々頭に入らないことも多い試験です。まずは内容を暗記することが大事なので初学者はテキストも分かりやすいフォーサイトで勉強を行った方が良いかと思います。
2年目以降は基礎知識が頭の中に入っている状態だと思いますので、金沢先生の講義を聞き、さらに理解を深めることで本試験での応用問題などに対応できる力がつくと思います。
事実、私も上記の通り学習を行うことで本試験でもボーダーライン上ではなく余裕を持って合格することが出来ました。
フォーサイトがおすすめな方
- 理解力のある方
- ゴロがあまりなくても覚えられる方
- テキスト中心で勉強される方
- eラーニングで勉強したい方
社労士24がおすすめな方
- ゴロを中心に覚えたい方
- 分かりやすい解説・講義で勉強したい方
- 複数年受講されている方
社労士試験は合格率が6〜7%で推移しており、1発で合格する割合は1〜2%と言われているほど難関試験です。
合格までの受験回数が3回以上の人も珍しくなく、ましてや合格まで辿りつかないまま途中で受験を断念する人も少なくありません。
非常に過酷な試験ですが、合格後に得られるリターンも大きく、間違いなく人生の幅が広がるので健康に気をつけながら頑張ってください。
私のブログでは資格の大原、TAC、フォーサイトといったスクールを利用して社労士試験に合格された方、独学で合格された方にインタビューをしています。こんなこと聞いてほしいなどありましたら、下の記事から問い合わせお願いします。
コメント