仕事と育児と両立しながらフォーサイトで社労士試験に合格

仕事と育児と両立しながらフォーサイトで社労士試験に合格 フォーサイト
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私のブログでは社労士試験に合格された方にインタビューをしています。

今回は仕事と育児のため、あまり時間が取れませんでしたが、フォーサイトのバリューセット3を受講して、社労士試験に合格された方の体験談です。

1回目は別の通信講座、2と3回目は独学、4回目で見事合格されました。不合格だった失敗談もお伺いしました。

自己紹介をお願いします。

はじめまして。ユウイチと申します。現在は、資格予備校にて、教材の執筆等に従事しています。保有している資格は次のとおりです。

  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士
  • FP2級
  • 第一種衛生管理者

複数の資格を保有していますが、最も苦労したのが社会保険労務士試験でした。

勉強を開始した頃に第1子が誕生したこともあり、平日は正社員として10時間程度の仕事をしながら、家に帰って2~3時間程度の育児をしていました。

仕事と育児を両立しながらの勉強はハードルの連続でしたが、4回目の挑戦にして、ようやく社労士試験に合格することができたのです。合格した際の各科目の点数と合計点数は以下のとおりです。

仕事と育児をしながらどのように工夫して勉強されましたか?

1回目の受験をするために勉強を開始した頃、妻の妊娠が分かりました。その後、試験の約3か月前に、第1子が誕生しました。

子どもが生まれてからは、正社員として働きながら、子育てをしつつ、受験勉強もしていたため、気が休まる時間はほとんどありませんでした。

忙しさのせいか、当時の記憶はあまりありません。ドタバタの中迎えた初めての試験は、ほとんど歯が立たずに終了しました。

その後、育児にお金がかかることから、2年目、3年目は独学で勉強をしていました。市販の参考書と過去問題集を購入し、これらを反復するという勉強を行いました。

2年目、3年目の試験結果は、合格基準点に対して2点足りない、1点足りないというものでした。あと一歩のところまで実力が伸びたものの、同時に、独学には限界を感じていました。

そして、4回目の受験を決意するにあたって、通信教育の利用を決めました。子どもが小さいことから予備校への通学は難しいと考えたこと、ただ、独学には限界を感じていたことから、通信教育を選ぶことになります。

SNSや比較サイトで検索し、評判の良いものに絞っていきました。その中で最終的に利用を決めたのが「フォーサイト」です。

フォーサイトの利用に伴い、「スキマ時間を徹底的に利用すること」を決めていました。

1日の中のスキマ時間を洗い出してみると、電車の中や昼休憩、夕食後など、自分が思っているよりも多くのスキマ時間があることに気が付きます。これだけでも2時間は勉強時間が確保できました。

さらに、朝も少し早起きして勉強することで、1日3〜4時間の勉強ができる日もありました。

休日は、家族と買い物に行ったり、たまの遠出をしたりと、思ったよりも勉強時間の確保が難しかったのですが、朝と夜は必ず勉強するようにしていました。

このスキマ時間にどのような勉強をしていたのかというと、過去問の問題演習です。つまり、アウトプットを中心に勉強していました。

フォーサイトの教材として、基礎講義のほか、専用アプリで過去問を一問一答形式で解答できる機能が備わっていました(バリューセット3限定)。

スキマ時間にもってこいの機能です。朝の混雑している電車の中でも、スマホ1台あれば問題演習ができたため、徹底的に活用していました。

➡過去問 一問一答演習の詳細はこちら

また昼休憩には、ある程度まとまった時間が確保できていたため、冊子の過去問題集を活用していました。

一問一答形式の場合、知識がピンポイントでしか定着しませんが、冊子の過去問題集は、本試験と同じ五肢択一形式のため、一度に複数の分野の知識を確認することができます。

3年目に一問一答形式の問題演習だけに注力した結果、実力がつかなかった経験をしていたことから、本試験と同じ形式の問題演習に取り組むことに気を付けていました。

このように、スキマ時間を活用して、問題演習を繰り返しながら、テキストに書かれている知識を押さえていくという勉強をしてきました。

1~3年目の勉強内容と反省点

私は、3回の不合格を経験してきました。1〜3年目の勉強方法はいずれも異なりますが、結果が示しているように、合格には近づかないものばかりでした。

1年目は、通信教育を利用していましたが、講義視聴を通じたインプットしかしないという勉強をしていました。学生時代のテスト勉強と同じ感覚で勉強してしまっていたのです。

社労士試験の試験範囲は膨大です。10科目の勉強をしなければならず、各科目のテキストのページ数は、少ないものでも100ページ超、多いものだと300ページを超えます。

少なくとも、テキストだけで2,000ページを超えるのです。これだけの量をインプットだけで暗記するのは不可能と言っても過言ではありません。

無茶な勉強方法で本試験に挑みましたが、当然、全く歯が立ちませんでした。不合格という結果を見て初めて、アウトプットの重要性を認識したのです。

アウトプットの重要性を認識した2年目は、問題演習に取り組みました。ただ、当時の取り組み方はよくなかったと、今なら分かります。

市販の参考書と問題集を購入し、問題集を中心に勉強していたのですが、「この問題集だけでは足りないかもしれない」と、問題集の買い足しをしていたのです。

最終的には、問題集が5冊、手元にある状態でした。

複数の問題集を利用することにメリットはほとんどありません。むしろデメリットが多いため注意が必要です。複数の問題集を利用することのデメリットは次のとおりです。

  • 全てに手を付けられない
  • 買っただけで満足してしまう
  • 参考書との連携がない

問題集は、選択式と択一式の1冊ずつで十分です。手元にある1冊を徹底的にやり込むことこそが合格への近道だと思います。

3度目の正直を目指し取り組み始めた3年目は、1冊の参考書と問題集に決めて、勉強を進めました。ただ、3年目もミスを犯してしまいます。

それは、一問一答形式の問題集にしか手を出さなかったことです。前年の勉強方法を振り返り、参考書と問題集を1冊に決めたところまではよかったものの、選んだ問題集のタイプがよくありませんでした。

資格試験における問題集は、①分野別過去問題集、②年度別過去問題集、③一問一答問題集の3つに大別されます。

複数の国家試験に合格した私の実体験から、試験に合格するためには、「①分野別過去問題集」がベストです。

分野別過去問題集とは、過去の本試験で出題された問題を分野ごとにまとめた問題集です。

本試験と同じ4肢択一や5肢択一の形式となっており、左ページに問題、右ページに解答解説となっているものが一般的です。

この「①分野別過去問題集」を徹底的にやり込むことで、資格試験には合格できます。

これに対して、②や③の問題集をだけを使うことのデメリットをお伝えします。

「②年度別過去問題集」は、過去の本試験を5年や10年分まとめた問題集を指しますが、本試験レベルのため、初学者には難しく、挫折しやすいことがデメリットです。

また「③一問一答問題集」は、過去の本試験で出題された問題を選択肢ごとに切り分け、分野別にまとめた問題集を指します。

手軽に問題演習することができるため、利用する受験者も多いのですが、一問一答問題集だけを使って勉強することは避けるようにしましょう。

本試験では、分野を横断した選択肢が1題として出題されます。例えば、選択肢Aは労働時間、選択肢Bは賃金、選択肢Cは労働契約といった形です。

一問一答形式で問題演習をしていると、同じ分野の中での知識の整理はできるのですが、本試験のように分野をまたいだ問題を解こうとすると、正誤判断が正しくできません。

これは、科目の中での知識の整理ができていないためです。本試験で合格を勝ち取るためには、科目の中での知識整理が必須です。

一問一答問題集だけで勉強をしていると、合格はなかなか近付いてきません。既に勉強を開始している方は注意しましょう。

4年目にフォーサイトを選んだ理由

フォーサイトの利用を決めた理由は次のとおりです。

  • 「初心者にも分かりやすい」との評判が多く、基礎固めができると考えたこと
  • フルカラーテキストの評判がよかったこと
  • eライブスタディ(講師によるライブ講義)が視聴できること

フォーサイトには、複数のコースがありますが、実際に利用したのは「バリューセット3(DVDなし)」です。

価格は12万円程度でした。通信教育の中では、決して安価ではありませんが、実績や教材のクオリティを考慮すると、高い買い物でもありません。

しっかりと合格できるだけのボリュームとクオリティになっています。

フォーサイトのよかった点

フォーサイトの特徴は、フルカラーのテキストです。視覚的に飽きさせない色使いで、初学者でも読み進めやすい工夫がされています。

テキストの内容もよくまとまっていて、合格に必要な知識がしっかりと詰まっています。

➡テキストサンプルはこちら

また、問題集については、分野別過去問題集の形式となっており、解説文には、テキストの該当ページの記載があることから、知識の振り返りがしやすくなっています。

その他、講師陣への質問ができるのも安心でした。コースによって質問回数の上限はありますが、バリューセット3であれば、15回まで質問することができます。

週末に質問すれば、週明けには回答が返ってくるといったスピード感で、知識整理や間違った理解を正すことに役立ちました。

私自身は、4回目の受験の際にフォーサイトを利用しましたが、テキストや講義動画のほか、質問回答といったサポートもあり、初学者でも無理なく勉強を進められる工夫がされているため、特に、初めて社労士試験の勉強をする方にはおすすめです。

フォーサイトの講師の感想

フォーサイトの講師陣は、皆聞き取りやすい声で分かりやすく解説して下さるのですが、中でも、二神講師は分かりやすさに定評があります。

実際に講義を視聴してみましたが、法律の難しい言い回しを噛み砕いて、具体例を交えながら説明して下さるため、誤った理解をしている箇所が見つかったり、理解できなかった用語や制度を理解できたりと、二神講師のおかげで理解力の向上に繋がりました。

また、独特の語呂合わせも披露して下さり、記憶に残るため、本試験でも役立ちました。特に、健康保険法の「高額療養費算定基準額」のストーリー仕立ての語呂合わせは、今でも記憶に残っていますし、試験での得点に繋がりました。

もちろん、その他の講師についても、プロとして分かりやすく説明して下さるので、安心して受講して下さい。

➡サンプル講義はこちら

eライブスタディの感想

フォーサイトの社労士講座には「eライブスタディ」というライブ講義があります。1ヶ月に1回(試験が近づいてくると隔週)、金曜日の20時から、講師による問題演習を通した生配信での講義が行われるのです。

参加者は、スマホやPCから視聴、問題解答することができます。ライブ講義ならではの臨場感があり、講師の熱意も伝わるため、濃厚な1時間を過ごすことができます。

また、参加者がチャットの投稿をすることができ、他の受講生も頑張っているということを認識できるため、勉強のモチベーションアップに繋がりました。

勉強の進捗に不安がある方やモチベーションを上げたい方には特におすすめです。

➡eライブスタディの詳細はこちら

過去問一問一答演習の感想

バリューセット3には「過去問一問一答」という機能がつきます。過去の本試験で出題された問題が一問一答形式となっており、スマホ一つあれば勉強することができるようになっています。

朝の満員電車や仕事の移動時間にも勉強することができるため、うまく活用することで、学習効率が上がります。

忙しい社会人だからこそ、スキマ時間に有効活用したい機能です。

➡過去問 一問一答演習の詳細はこちら

具体的にどのようなスケジュールで勉強されましたか?

4年目の勉強を開始したのは2月でした。そして、2月から6月までは、問題演習を中心とした勉強をしていました。

冊子の問題集をメイン教材として、本試験形式の問題に慣れるとともに、スキマ時間には過去問一問一答演習を利用して知識の補強をしていました。この時期の1日の勉強時間は、2〜3時間程度でした。

7月以降は、テキスト中心の勉強に切り替えました。問題演習を通して得た知識の一つ一つを体系的に整理するためです。

テキストの目次を見て論点を思い出せるようになることを目標としていました。また「白書・統計対策編」にも注力していました。選択式の一般常識2科目での足切り対策のためです。

1冊の参考書に十分な分量が掲載されていたため、白書・統計の対策としては「白書・統計対策編」の参考書のみ使用して勉強をしました。

実際に、試験開始直前に目を通していた箇所が出題されたこともあり、高得点を取ることができました。7月以降の1日の勉強時間は、3〜4時間程度でした。

試験勉強を習慣にするためにも、平日は勉強時間を少なくし、休日は勉強時間を多く確保するということはせず、毎日同じくらい量を欠かさず行うことを意識して勉強していました。この戦略が功を奏したと考えています。

なお、直前対策編として、5冊の参考書が7月以降に追加で届きますが、自身の勉強の進捗状況を考慮して、「白書・統計対策編」と「法改正対策編」のみ使用し、他の3冊については、ほとんど使用しませんでした。

すべての教材に手を付けなければいけないわけではなく、自身の勉強の進捗状況に応じて、取捨選択することも必要だと思います。

最後に社労士受験生にエールをお願いします。

社労士試験を受験する人の多くは、社会人や主婦など、仕事や育児をしながら勉強をしていると思います。忙しい毎日に、気持ちが弱くなってしまうこともあるでしょう。

それでも、社労士試験に合格するためには、毎日少しずつでも勉強を続けるしかありません。正しい勉強を毎日続けることが、実は、合格への最短の道なのです。

フォーサイトの教材はレベルが高く、スキマ時間でも勉強できる仕組みが整っています。一つずつこなしていくことで、合格基準点を突破するだけの実力をつけることができます。

手元の教材を信じ、そして、自分自身を信じて、一歩ずつ進んでみてください。その先に「合格」が待っています。頑張ってください。

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