私は2021年から社労士の通信講座の調査をしています。クラウドワークス(外注サイト)を利用して、実際の利用者にインタビューをしました。
他サイト記事ではSNSの書き込みをコピペ、または受講生にアンケート調査を取っていても、受講生であることを偽っていないか確認していません。また、そもそも社労士24を受講してない人が記事を監修しています。
私はクラウドワークスでアンケートをする際は領収書の提出を義務付けており、本物の受講生であるかは確認済みです。
さらに、社労士24は私も受講して勉強しており、虚偽の口コミかどうか確認することもできます。
この記事では社労士24の受講の検討材料になるように、よかった点、悪かった点、おすすめできる人、おすすめできない人を書いています。
社労士24のデメリット
テンポよく進むのでテキストを見直さないと理解できないかも
社労士24は徹底的に無駄を省いた講義のため、講師の雑談や相槌も徹底的にカットされています。そのため、人によってはサクサク進みすぎて理解が追いていかれるといった口コミがありました。
あくまで初学者で社労士24を受講した私の感想ですが、1倍速なら80%理解できるが、20%理解できないところもありました。しかし、理解できない部分も戻って見ると理解できたり、何周も見てると理解できました。
また、SNSでは社労士24の金沢先生が分かりやすいという声が圧倒的に多くあり、私もそう思いますので、心配ないと思います。
➡社労士24のサンプル講義はこちらテキスト未掲載の論点が大原の問題集でも出題される
資格の大原は社労士24とその他のコースでテキストは違いますが、問題集は共用です。社労士合格コースなどの他のコースなどは問題集の95%はテキストに網羅されています。
しかし、社労士24は80%ほどしか網羅されていません。つまり、資格の大原の問題集を解いてて20%ほどはテキスト未掲載の問題が出題されてます。
テキスト未掲載の問題が出てきた場合はネットで検索するといった方法も考えられますが、だいたいは金沢先生がマイナーな論点と考えたものだと思います。金沢先生は不合格者の特徴として「マニアックなことは詳しいのに、大事なところは知識がない」という意味で「知識のドーナツ化」と説明しています。
逆に言えば、社労士24は24時間でしっかりした基礎、土台を身に着けることができます。
もし、社労士24よりもっと広く論点を網羅したい場合はフォーサイトや資格の大原のほかのコース(社労士合格コースが人気)と併用して受講しましょう。社労士24は24時間しかないため、ほかの講座と併用しやすいです。
➡フォーサイト公式ページはこちら ➡社労士合格コースの詳細はこちら質問回数に制限がある
社労士24は質問メールに制限があります。社労士24だけなら10回、直前講義とのセットなら15回です。その他のコースは30回です。電話での質問もできませんし、もちろん講師に直接質問ができません。
もし、無制限に質問したい、講師に直接質問したいなら資格の大原の通学講座と併用をおすすめします。おそらく、講義前後に講師に直接質問できるでしょう。資格の大原のコース割引で社労士24が27,000円で受講できます。
テキストだけで勉強できない、フルカラーではない
社労士24のテキストは講義画面と同じ図解を印刷されたものになります。講義画面はフルカラーの図解を用いますが、テキストは白黒です。そのため、やや淡泊な印象を受けるかもしれません。
さらに、講義ありきのためテキストだけの学習は不向きです。メルカリで社労士24のテキストを買うことは意味がありません。
もし、フルカラーテキストがいいならフォーサイトもおすすめします。
➡フォーサイト公式ページはこちら実際に私が社労士24で勉強してみた感想ではあまりテキストを見直す機会が少ないんです。テキストを見るよりは講義を倍速で見たほうが頭に入るからです。
たとえ、復習の際にテキストを活用しても、文字があるよりは、講義画面だけのほうが薄く復習しやすいので私はそこまでデメリットに感じませんでした。
直前対策セットが高い
社労士24の単価は79,800円に対して、直前対策セットは128,000円です。つまり、直前対策が5万円弱もするわけです。
一方ライバル通信講座のフォーサイトは直前対策講義がセットのバリューセット2は11万円です。そのため、社労士24の直前対策はやや割高な印象を受けます。
しかし、私は直前対策セットをおすすめします。理由は社労士24単体では法改正と最新の統計データの労働経済・厚生労働白書まとめテキストが手に入らないためです。
社労士24単体でも法改正の解説はありますが、必要最小限で4分(2024年度対策講座の場合)しかありませんでした。しかし、直前対策セットの場合は30分以上あり、詳細に解説されてました。
社労士試験は試験直前にならなければ、法改正や最新の統計データに触れられません。そのため、直前対策をセットで注文しなければ、独学でそれらに対応しなければいけません。これは中々大変な作業です。
資格の大原さんはもう少し直前対策セットを購入しやすい価格設定にしてほしいです。
アプリは別売り
社労士24はwebテストがありますが、本格的な問題演習をスマホで解きたい場合は別売りのアプリを購入する必要があります。すべて購入すると約6,000円します。
もちろん、紙の問題集は無料で付属しますので、安心してください。しかし、社労士試験は選択式、択一式の試験で、記述式の試験ではないため、比較的スマホ学習がしやすいです。
➡資格の大原のアプリの詳細はこちら現在は択一式のみアプリが出てますが、資格の大原さんは今後選択式のアプリもリリースしてほしいです。
2025年度から択一式、選択式ともにwebで問題を解けるようになりました。選択式はパソコン推奨ですが、かなり改善されたと思います。大原さんありがとう。
通信講座はモチベーションが保ちにくい
社労士24は通信講座です。通信講座のデメリットは通学と比べて孤独になりがちで、モチベーションが保ちにくいことです。
しかし、Twitterでは社労士24の利用者が多数いますので、SNSで繋がることで多少モチベーションの維持はできるでしょう。
また、資格の大原の公式チャンネルにて、社労士24ライブが実施されます。また、社労士24のみを受講しても、自習室は使えます。これにより、従来の通信講座と比較して孤独感は感じにくいはずです。
しかし、どうしても友達が欲しいという方は資格の大原の通学向けコースとの併用を検討してください。
社労士24のいい評判、口コミ
社労士24の前年度対策向け動画が全て見れるため、予習ができる
今購入すると、前年度分(2024年度対策)の社労士24の講義が全て見れます。2025年度の講義の視聴開始時期は科目によって異なります。
最終科目の「社会保険に関する一般常識」は2025年4月7日から視聴開始できる予定です。しかし、4月まで待てない、事前にすべての講義を見たいという方もいるでしょう。
また、経験者の方にとっては早いうちに得点源の年金科目の演習をしておくのもいいでしょう。
社労士24では、2024年度分の講義が事前に全て見れます。そのため、予習に最適です。確かに法改正はありますが、全体像を把握するにはいいと思います。
注意点は2024年対策講座の視聴期限は2025年3月31日までということ、テキストの送付はないことです。
自習室が使える
社労士24のみを受講しても資格の大原の自習室は使えます(資料で確認済み)。フォーサイトやスタディングといった通信特化型の講座は自習室はもちろん使えません。社労士24は価格が安いわりに、自習室が使えるため、非常にコスパがいいでしょう。
しかし、各校舎で空き状況が異なるため、自習室目的で受講する場合は、事前に最寄りの校舎に問い合わせましょう。また、自習室の使用は予約が必要です。
24時間でポイントがつかめる
社労士24は24時間でインプットできます。24時間まで講義時間を短縮できてるのはアニメーションを用いて板書の時間を省いてる、講師の「えっと」や「あー」など余分な間を取り除いてるからです。
独学でテキストを読みより、社労士24で講義を視聴した方がインプットは高速で終わるでしょう。
➡社労士24のサンプル講義はこちら金沢博憲先生の講義が圧倒的に分かりやすい
社労士24の講師は金沢博憲先生です。金沢先生の分かりやすいといった評判が圧倒的に多いです。もちろん、私も分かりやすいと思ってます。
金沢先生の分かりやすさは口頭の説明ももちろんありますが、アニメーションで視覚的に理解しやすいことです。講義を作るのに相当手が込んでる印象です。動きがあるため、テキストを読むより分かりやいです。
➡社労士24のサンプル講義はこちら講義はスキマ時間で、テキストなしで見れる、どこでもスマホで見れる
社労士24は一コマ10分くらいで終わります。さらに、テキストなしでスマホで講義を視聴できるためベッドで寝転びながらや通勤時間などに学習することができます。
またチャプターごとに分かれてるため、苦手な論点だけを繰り返し見ることができます。
神まとめ(図解)が凄い
社労士24のまとめ(図解)は神です。神まとめの画像を公式ツイッターから引用しました。
テキストではこれらが白黒です。講義ではこの図解にアニメーションがつくため、動きがあり、さらに分かりやすいです。
価格が安い
社労士24 | フォーサイト | スタディング | クレアール | アガルート |
79,800円 | 78,800円 | 59,800円 | 81,770円 | 98,000 |
※コースや時期によって価格が微妙に異なります。
社労士24は価格が安いです。大手の中ではもちろん、通信講座特化の学校と同価格帯です。この価格で大手専門学校の質の高い講義が受けられるのはお得です。
試験直前に16時間で全範囲見直せる
社労士24は1.5倍速にすれば16時間で見終わります。そのため、直前期2週間に一日約1時間見れば全範囲の総復習ができます。
しかし、個人的には直前期よりも試験3か月前くらいに全範囲の見直しをして、抜けと苦手論点をチェックするのをおすすめします。
炙り出された論点を残り3ヶ月で詰め込むのおすすめです。
社労士24がおすすめな人、おすすめできない人
社労士24がおすすめな人
- 経験者
- 暗記ではなく理解したい人
- アウトプットを重点的にやりたい人
- 独学で勉強してる人
金沢先生の解説は非常に分かりやすいですが、かなり理屈を教えてくれます。そのため、初学者は逆に混乱するのではないかと思います。
私も初学者で社労士24を受講してみて「確かに分かりやすいが、暗記したほうが早くない?」ということは多々ありました。
もちろん「一周して分からないところも何周も見れば理解できた」という経験はたくさんあったため、初学者でも「暗記ではなく理解」という方には向いてるかもしれません。
ほかには社労士24は24時間でインプットが終了するため、アウトプットに時間を回せます。そのため、アウトプット重視の方に向いています。
社労士24の単科は8万円(直前対策なし)でそこまで高くないため、独学で勉強してる方のサポート講座としても役に立つと思います。
しかし、直前対策のオプションを取らない代わりに白書統計と法改正はご自身で対応しましょう。
ここまで、特に社労士24がおすすめできない人をまとめておきます。
- 暗記重視
- インプット重視
社労士24だけで足りない?合格できる?
社労士24だけで合格できない、落ちるのではないかといった声をよく聞きます。結論は社労士24だけで合格することができます。
社労士24は幹となる論点を24時間でインプットをして、枝となる細かい論点をオリジナル問題を含む、豊富な問題で定着する講座です。問題集の問題量は豊富なため、社労士24だけで合格できる人はもちろんいます。
実際SNS上でも多くの合格報告がありました。
社労士、ギリ合格!!
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【道のり】 6月8日・・・社労士の勉強開始
7月下旬・・・模試(爆死)
8月23日・・・本試験日
11月6日・・・合格発表(合格)
資格の大原の「社労士24」だけひたすら2ヶ月、短期集中でやりました。金沢先生ありがとう!
本試験中、何度も脳内に金沢先生を召喚した。社労士24だけを信じて駆け抜けた半年間。ありがとう大原…… ありがとう金沢先生……
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社労士24だけを信じて学び、手にした合格。 あれから1年。 素敵な同期や優しい先輩方に支えられ、2021年1月1日に、開業登録する運びとなりました。 1年目、自分が大切にしていることをお伝えしたうえで、「ひばりさんにお願いしたい」と言っていただくことが、私の目標です。
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おはようございます 1年前受験後 社労士24だけで合格できたんだな って思った この1年よく思い出すけれど 難しそうなことなにも 手だしてなく 難しいことは本当に わからない 今一度基本に 素直な気持ちで 満足した日々を過ごそう
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もし、それでも社労士24だけでは心配という方は資格の大原の他のコースを併用してみてはいかがでしょうか?
私のブログでは資格の大原、TAC、フォーサイトといったスクールを利用して社労士試験に合格された方、独学で合格された方にインタビューをしています。こんなこと聞いてほしいなどありましたら、下の記事から問い合わせお願いします。
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